昭和の名車といえば、真っ先に浮かんでくるのがトヨタ2000GTですね。
スポーツカーブームが盛り上がり始めた昭和40年代にトヨタが満を持して発売した2000GTは現在もマニアックな人気を集めていますね。
トヨタ2000GTについて
トヨタ2000GTとは?
□エンジン
MF10型1980cc 直列6気筒 DOHC 150PS/6600rpm 18.0kgf・m
MF12L型2253cc 直列6気筒 SOHC 140PS/5800rpm 20.5kgf・m
□トランスミッション
5速MT または 3速AT
□駆動方式
FR
□サスペンション
4輪ダブルウッシュボーン
□サイズ
全長 4175mm
全幅 1600mm
全高 1160mm
ホイルベース 2330mm
車両重量 1120kg
時は1960年代の後半です。
日産がフェアレディーZを、ホンダがSシリーズを発売し、各種のレースで実績を上げて注目され始めたころ、トヨタにはスポーツカーというジャンルのモデルが1つも存在しなかったのです。
1960年代前半からスポーツカーを開発していたのですが、大衆車パブリカがベースでスポーツ800としてデビューしました。
さすがにトヨタが排気量800ccのスポーツカーでは恥ずかしいですよね。そこで、レースにも勝てるスポーツカーを開発することになったのです。
でも、トヨタにはスポーツカーのノウハウが全くありません。そこで技術供与を打診してきたのがヤマハなのです。以後、F1用のエンジンまで、トヨタ車のスポーツ系モデルの高性能エンジンはヤマハ製が多くなります。
2000GTについては、内装品などもほとんど、ヤマハの技術陣がデザインして開発したそうです。
ハンドルやインパネにウッドパネルが使われていますが、これらの加工も楽器の木材加工技術のあるヤマハが行ったそうです。
当時の販売価格は238万円。
クラウンならば2台、カローラなら6台買える値段だそうです。現在の価格にすれば1200万円くらいでしょうか。
生産期間は3年3か月。生産台数は337台しかありません。
スーパーカーブームを牽引した「サーキットの狼」という漫画が大人気でした。登場する車の殆どは当時人気のあった外国車だったんですが、国産では、2000GTとフェアレディZが登場していました。
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筆者も昔は前者で見たこともありましたが、最近はウイルスなどの危険を感じて後者で見るようにしています。方法はご自身で選択してくださいね。
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中古車の販売価格は?
検索すると中古車が見つかりますが、価格は応談になっている場合が多いですね。
完璧に純正部品でレストアされた車両だと、4~5000万の値段が付くといわれています。
少々あちこち痛みが目立つようなレベルのものでも、最低1600万~が相場と言われているようです。
ちなみに2013年に行われたオークションでは、1億1800万で落札されたという記録もあります。博物館レベルでも購入には慎重になってしまう価格なのは確かですね。
ネットで探すなら、こちらがオススメです。
▼▼非公開車両なども
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レプリカー?
本物がだめならば、レプリカのレプリカーはいかがでしょうか?
なんと!ライバルのフェアレディーZを2000GTのレプリカにしてしまったものです。
現在は残念ながら販売されていませんが、なかなかの仕上がりですね。
Zの面影はどこにもありません。
スイッチ類のところが空調の吹き出し口になっているのが、ちょっと寂しいですが・・。
同じお店に、ロードスターベースのレプリカがあります。
こちらは、ベース車両台を含めて800万前後で購入できるようです。
さすがにボデーはロードスターそのままです。
エアコン付きです。オーディオも1DINサイズのものならば、希望に応じて装着可能です。
Zベースのレプリカより、レプリカ度は落ちますが、完成度が高いですね。
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ハイブリッドカー!
究極のレプリカーも販売されています。こちらのレプリカーにはベース車両がありません。
フレームを組んで部品を装着していく方法で制作されています。外板は、
本物の2000GTを複数台3次元測定して、その平均値を取って本物の形を再現しているそうですよ。
そのデータを使って、写真のような原寸サイスのモックアップを作っています。このモックアップから樹脂の型を作成して、外板となる部分を樹脂成型していくわけです。
だから本物と同じ形にしかならないのですね。
見事にボディーラインが再現されています。
開発には、実際に2000GTの開発に携わった、元トヨタのエンジニアもいるとのことでかなりの本気度です。
内装はこの通り。
外見の完成度が高いだけに、ちょっと残念なところもありますが・・・でも、よく再現されていますよね。エンジンはどう再現しているのでしょうか?
動力システムは、なんと1.5Lのエンジンと、THS-2システム!!しかもFF。トラスミッションはCVT。ハイブリッド車なんですね。
パワートレインはアクアのものをそのまま搭載しているそうなのです。だから燃費は41km/Lにもなるそうです。とってもエコな車です。
Rocky Auto RHV -TOYOTA 2000GT-HV SUPER REPLICA- 試乗
オーダーメイド方式で受注しているそうで、販売価格は1680万円~です。
それだけ出費するのなら、別の車の検討をしちゃいそうですが・・・2000GTマニアには安いかもしれません。
トヨタ2000GTの本物を、見ることができる博物館を調べてみました。
〇トヨタ博物館(愛知県)
〇ツカハラミュージアム(青森県)
〇伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館(群馬県)
〇MEGAWEB(東京都)
〇ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ(静岡県)
他にも展示されているところがあるかもしれません。
毎年、富士スピードウェイで開催されている、トヨタモータスポーツフェスティバルの走行デモで2000GTが走ることがありますので、走行している2000GTはそちらでご覧ください。
ラジコンをネットで探すなら、こちらもオススメです。
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