トヨタスポーツ800(ヨタハチ)の新型って?レプリカや専門店!中古は?

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パタパタパタ~・・・・。
トヨタS800の走行音を表現してもらうと、ほぼ100%この表現が使われています。

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昭和の時代を、パタパタと走り抜けてきた、トヨタ初のスポーツカー、スポーツ800。通称「ヨタハチ」。じっくり見ていきましょう。

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トヨタS800について

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トヨタスポーツとは?

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□販売期間  1965年-1969年
□ボディータイプ 2ドアクーペ/タルガトップ
□エンジン 799cc 空冷水平対向2気筒OHV
□トランスミッション 4速MT
□駆動方式 FR
□全長 3580mm
□全幅 1465mm
□全高 1175mm
□車両重量 580kg
□ブレーキ 4輪ドラム
□最高速度 155km/h

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このジャンルでは、ホンダが1963年からS500を先駆けて発売しており、
自動車製造では老舗、トヨタ社内でも、このジャンルの商品バリエーションが必要と考えられていたところでした。

トヨタが生産していた大衆車「パブリカ」のパーツを流用し、
当時の関東自動車工業(現在のトヨタ東日本)が開発しトヨタに提案する形で、商品化されたライトスポーツカーです。

スポーツカーと言ってみたものの、実際のレースに出るには非力すぎたこと、
トヨタが出すスポーツカーとしてはスペックが貧弱だという意見が社内に多く、
このあと2000GTが開発され、スポーツ800は1代限りで生産中止になってしまいます。

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そんなスポーツ800でも、耐久型のレースには強かったようです。

そういえば、人気の漫画でアニメにもなった、「よろしくメカドック」にもヨタハチが登場してました。

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筆者も昔は前者で見たこともありましたが、最近はウイルスなどの危険を感じて後者で見るようにしています。方法はご自身で選択してくださいね。

パワーはなくても、燃費がいいこと、足回りの信頼性からタイヤ摩耗も少なく、
他のスポーツカーより燃料補給とタイヤ交換のためのピットインが少なくなり、
逆転優勝したようなレースもあります。

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計器盤周りも、当時の乗用車のように鉄板むき出しではなく、プラスティックなどでカバーがされています。シフトレバーもフロアシフトを採用しています。

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フロアシフトとすることで、必然的にシートはセパーレートタイプとなります。
パーキングブレーキレバーもシフトレバー後方に取り付けられています。

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エクステリアデザインは、立川飛行機という航空機メーカーから移籍してきたエンジニアが担当し、とことん空気抵抗にこだわったそうです。

当時は風洞設備が無かったので、ボディーを巨大な水槽に入れて、
流水を使って空気の流れをシミュレートしてエクステリアデザインを評価したそうです。こうして、流線型のボデーが出来上がったわけです。

よく2000GTに似ていると言われますが、逆です。ヨタハチを進化させたものが2000GTとなります。

空気抵抗を徹底的に減らそうとすると、たまたま同じような形になってしまったとの事です。現在のF-1やルマンマシンを見ても、各社似たようなデザインになってしまっていますよね。

空気抵抗を突き詰めていくと、同じ答えにたどり着くんだと思います。

トヨタ博物館所蔵のスポーツ800を使っての解説動画がありました。

トヨタ スポーツ800(前編)

トヨタ スポーツ800(後編)

□当時のポスター

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□当時のカタログから

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パブリカの部品流用で、「技術を結集した!」はちょっと誇張表現ですね。

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エンジンは、水平対向2気筒でした。写真の銀色の丸い部分がエアクリーナです。キャブレター(気化器)は、各シリンダーに1個設定されています。写真の上側が、車両前方になります。

こうしてトヨタ待望のスポーツカーを発売した1965年。
ライバルのホンダは、F-1に参戦し最終戦で見事優勝を果たしています。

モータースポーツの分野では、現在まで常にホンダが先行してきた感じです。

スポーツ800は1969年までに3131台販売されました。ホンダは、この間にS600のさらに上級車種S800を1966年に発表しています。トヨタは1967年に2000GTを発売しました。

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ハイブリッドはスポーツ800から

トヨタがハイブリットカーの試作車を発表したのが1977年の東京モーターショーです。1965年からハイブリットの研究をしていたそうです。

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ボディーはスポーツ800。
動力は、ガスタービンエンジンと電気モーターのハイブリッドだそうです。

めちゃくちゃ速そうに思えますが、エンジンの出力はガソリンエンジンとほぼ同じしかなかったそうです。これでは、さすがに市販化はできませんでした。

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ヨタハチの新型って?

現在トヨタスポーツ800の現在版の開発を進めているとのスクープ記事が、
自動車関連雑誌に掲載されています。

スポーツ800の現在版と言っても、新規に800ccのエンジンを開発はせずに1.5Lまたは1.2Lターボエンジンを搭載するというものです。

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一方で、今年になって開発が中止になったとの記事も出てきています。2017年発売が目標であれば、今年(2015年)のモーターショーにコンセプトマシンなどが出てくるはずです。

これらの噂の真偽はモーターショーで確認したいと思います。

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ヨタハチの専門店ってあるの?

未だに人気があるスポーツ800。

まだ実動可能なスポーツ800が多いので、専門店も商売が成り立っているようです。有名な専門店は、トヨタのおひざ元愛知県岡崎市にあるようです。

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旧車の専門店は、愛知県に多いですね。

愛知県には、トヨタの工場はもちろんのこと、三菱や日産関係の工場があり、隣の静岡や三重にはホンダやスズキの工場があるため、自動車部品を製造している工場が東海地方に密集しています。

旧車のパーツなども、かつて正規部品を作っていた工場ならば、
特注で注文できたりするからでしょうね。

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ヨタハチの中古車が欲しい!

まだ中古市場で見かけることができます。年を追うごとに高くなっていきますが仕方ないでしょう。

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ネットで探すなら、こちらもオススメです。
▼▼非公開車両なども

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旧車は、手に入れるのも大変ですが、購入後の整備や修理にも経費がかかります。

さすがに実車は買えない!と、いう方にはこちらは?

買って飾るだけじゃ物足りない!という場合は、プラモデルもあります。

本格的な電動またはエンジン式ラジコン用の、ポリカーボネートボディー(透明未塗装)は市販されているようです。すでにラジコンを持っている方は、スペアボデーとしていかがでしょうか?

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ホンダがS500を発売するときに、当時はクルマのボディー色には制限があって、
赤は認められてはいませんでした。しかし本田宗一郎氏が役所に掛け合って許可をさせたそうです。

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そのおかげで、スポーツ800も赤色のボディーで販売することができたんですね。

やっぱり、スポーツカーには赤が良く似合います。

屋根は外して、海岸線を「パタパタ」とドライブしたら気持ちよさそうです。

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コメント

  1. パポちゃん より:

    「よく2000GTに似ていると言われますが、意図的に似せたわけではないそうです」→ヨタ8の方が2000GTより先に開発、販売されている。
    俗に世間で言われている「2000GTの弟分」は間違い。
    ヨタ8の弟分が2000GT。