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筆者も昔は前者で見ておりましたが、最近はウイルスなどの危険を感じて後者で見るようにしています。方法はご自身で選択してくださいね。
そんな昭和の時代に、それまでの常識を翻すスタイルの名車が登場します。それが、ホンダ・シティです。
ホンダシティについて
ホンダ・シティとは？
初代 シティ
□販売期間 1981年-1986年
□ボディータイプ 3ドアハッチバック
□エンジン 1200cc 直列4気筒 4ｻｲｸﾙCVCC SOHC
□トランスミッション 5速MT 3速AT
□駆動方式 FF
□全長 3380mm
□全幅 1570mm
□全高 1470mm
□車両重量 655kg
□燃費 標準：24km/L ターボ：18.6km/L ターボⅡ：17.6km/L
1981年に「トールボーイ」と呼ばれる、それまでの常識を打ち破ったデザインで登場しました。
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ＣＭが見たい！
発売時のポスターです。なにやら団体さんが編隊を組んで、いわゆる「ムカデ歩き」をしています。
発売時のCM動画をみてみましょう。
ホンダシティ CM 1981年 HONDA CITY
なつかＣＭ ホンダ シティ HONDA CITY TURBO
CMのBGMは、井上大輔作曲、マッドネスというグループが演奏・歌唱している「シティ・イン・シティ（In The City）」という楽曲です。
「ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ…」の合いの手が、妙に耳に残ってしまいますね。レコードも発売されています。
マッドネスは、1980年代にイギリスで活躍したスカ・バンドです。日本ではシティのＣＭに起用されてから有名になりました。
アルバムも発売されていて、今でもファンがいるようです。
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グループとして一時休止時期もあったようですが、再結成されて2013年にもアルバムが発売
されています。
ムカデダンスは、「8時だよ！全員集合」でも、加藤茶＆志村けんが、ギャグとして使ったほど人気が出たダンスです。
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ターボやカブリオレは？
CMの2本目でご覧になったように、1982年にターボチャージャー付の「シティ・ターボ」が
追加されます。
さらに翌年の1983年には、インタークーラターボ付きの「シティ・ターボⅡ」に進化を遂げます。
この「シティ・ターボⅡ」は、ワイド＆ローのスタイリングイメージから、丁度「犬」のブルドックに似ていたことから、「ブルドック」の愛称を持っています。
当時としては、軽自動車並みのボデーに110psのパワーユニットの組み合わせに、走るクルマとして若者に人気でした。
1984年には、デザイナー・ピニンファリーナがデザインした、オープン仕様のカブリオレが追加になっています。（どこをデザインしたのかよくわかりません。ルーフが変わっただけですね。）
当時としては、かなり豊富なカラーバリエーションを誇っていました。
人気の漫画でアニメにもなった、「よろしくメカドック」にもシティ・カブリオレが登場します。
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2代目 シティ 1896-1993年
ワイド感はそのままに、車高は周囲のクルマと同じになってしまいます。走行性能が充実されたものの、先代の面影が全くなくなり、販売は苦戦することになります。
昭和の時代が終わり、1993年まで生産されますが、この代で「シティ」という車名は
国内販売車から消えてしまいます。
後継車は1996年の「ロゴ」という名前で発売されています。
初代だけが、本当の意味での「シティ」だったと言えるでしょう。初代シティには遊び心が満載でした。
シティと同時に発売された原付バイクがあります。
モトコンポという名前のバイクです。ハンドル部分が折りたためて、座席部分が引っ込みます。いわゆる折りたたみバイクなのです。
重量は45ｋｇありましたので、搭載には少し力が必要です。
もちろんナンバーを取得すれば、公道を走行できる仕様になっていました。
販売価格は8万円。最高速度は45km/hでした。（原付の速度制限は30km/hですから十分な性能です。）
シティのカーゴルームにすっぽりと収まるように設計されています。
ユニークな商品だったのですが、大量の売れ残りが発生したそうです。
シティと同時発売だったので、シティの付属品だと思った人が多いそうで、別に8万円
必要なら買わないという状況だったそうです。
5万台生産されたそうですが、在庫処分目的でたたき売りが行われた後、1985年には生産終了しています。
現在のシティ
国内向けモデルには、シティは存在しませんが、2013年に、タイ・インド向けに「シティ」が販売開始されました。フィットをベースにした、4ドアセダンです。
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中古車情報は？
初代から、2代目まで現在でも中古車が多数流通しています。一番人気が高いのは、ターボⅡブルドックのようです。
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カーゴルームに乗せる、モトコンポの中古車もたくさん存在します。程度のいいものは、希少価値から、シティより高い場合がありそうです。
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ミニカーやプラモデルも！
中古車は置場所が無いからと言う方には、ミニカーやプラモデルをお薦めします。
初代シティ ＴＹＰＥ－Ｒのプラモデル
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シティ・ターボⅡブルドックのミニカーです。
ミニカーでも、このブルドックタイプが一番人気です
トミカリミテッド 0074 HondaシティターボII
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「クルマはやっぱり走らなきゃ！」って言う方には、ラジコンがあります。
ドリフト走行が簡単に行えるシリーズです。
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今や、軽自動車ではトールボーイスタイルのクルマばかりになってしまいました。
シティ発売当時のホンダの企画力は絶大なものでした。その創造力にあこがれて、ホンダは自動車業界の中では、当時の大学生の就職希望先ナンバーワンだったと記憶しています。
若者のクルマ離れが話題になりますが、その原因はシティのように、若者が欲しくなる・乗りたくなる、そんなクルマを開発できないメーカー側に問題があると思います。
今後の企画力に期待していきたいと思います。
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