ホンダがS500、トヨタがヨタハチを発売したあと、マツダが出したスポーツカーがコスモスポーツという車です。
あの車に乗ってみたい! あの車が欲しい!と、日本のクルマが、夢を与えてくれる
乗り物になってきた頃です。
テレビがカラー放送開始になり、ミニスカートが大流行した1967年(昭和42年)に
コスモスポーツが登場しました。
コスモスポーツについて
コスモスポーツとは?
□販売期間 1967年-1972年
□ボディータイプ 2ドアクーペ
□エンジン 1000cc 2ロータ式ロータリーエンジン
□トランスミッション 4速MT
□駆動方式 FR
□サスペンション 前:ダブルウイシュボーン 後:ドデオンチューブ
□全長 4140mm
□全幅 1595mm
□全高 1165mm
□車両重量 940kg
世界で初めて実用性があり量産できるロータリーエンジンを搭載したのが、このコスモスポーツでした。
1968年には、ニュブルリンクで行われた84時間耐久レースにおいて、ポルシェ、ランチャに次ぐ総合4位という成績からも、ロータリーエンジンの耐久性を証明しています。
スタイリングは、デザイン案を見た当時の社長が、「売り出すつもりのないイメージカー」と言ったほど、当時としては思い切ったデザインを採用しています。
軽量コンパクトはロータリーエンジン搭載モデルだからこそ、ボンネット部分の高さが低く抑えられそれに準じて、全体の車高は低く抑えられています。低重心だから安定したスポーツカーとなりました。
室内も、計器盤はフルカバーされて、スポーツカーらしく7連メーターが並んでいます。
3本スポークのウッドステアリングや、セミオートラジオアンテナなども装備されていました。
販売価格は148万円。
いすゞの117クーペが172万円しましたが、日産スカイライン2000GTが94万円の時代でしたので、かなり高いクルマだったと言えます。この車を買うと、税務署がやってくると言われていた位です。
CM動画がありましたのでご覧ください。
CM マツダ コスモスポーツ(初代)
トヨタ制作の解説動画もあります。
マツダ コスモスポーツ(前編)-商品概要紹介
マツダ コスモスポーツ(後編)
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ロータリーエンジンについて
まずは、一般的な4サイクルエンジンを見てみましょう。
解説の動画があります。
4サイクルエンジン図解
映像は無音ですので、簡単に説明します。
エンジンのシリンダーの中では、吸気・圧縮・爆発・排気の4つの工程を、ピストンが2往復する間に行われています。
爆発のパワーで動力が発生し、そのピストンの往復運動を、クランクシャフトを使って
回転運動に変換しタイヤに伝えていくわけです。
次にロータリーエンジンの解説映像をご覧ください。
ロータリーエンジンの内部構造をアニメーションで再現
ロータリーエンジンは、ピストンの代わりに、おむすび型のローターというものが入っています。
このローターとエンジンの内壁に隙間ができるようになっています。
3か所の隙間がありますが、1つの隙間が1回転する間に、吸気・圧縮・爆発・排気が行われます。
3か所の隙間すべてで同じ工程を処理するので、4サイクルエンジンならば、3つのピストンがあるエンジンに相当します。
ローターの回転軸がそのまま動力出力軸となっているので、エネルギーの変換ロスが少ないのが特徴です。
コスモスポーツに搭載されたロータリーエンジンは、このローターを2枚内蔵したエンジンでした。
コスモスポーツに付いている、メーカーのロゴバッチも、ローターの形になっています。
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ウルトラマンにも!
かっこいい、未来的なデザインですから、テレビ番組にも登場しました。
その番組とは、「帰ってきたウルトラマン」です。
懐かしいですね。
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ウルトラマンシリーズを観る方法は大きく2通りあります。
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筆者も昔は前者で見ておりましたが、最近はウイルスなどの危険を感じて後者で見るようにしています。方法はご自身で選択してくださいね。
MATの「マットビハイクル」として、コスモスポーツが使われました。
「マットビークル」ではないか?と言う方もいますが、当時の制作者さんは、英語ができなかった人のようで、「マットビハイクル」と間違って読んだものが、そのまま採用されたそうです。
レプリカもあった!
先の写真の「マットビハイクル」も、厳密には撮影で使われたものではなくレプリカです。
クルマは本物のコスモスポーツですが、「マットビハイクル」のレプリカです。
探偵ナイトスクープで、持ち主を探す依頼がありましたね。現在MATの本拠地は、愛知県のようです。
別のクルマを使ったレプリカも製造されたようです。
ベースは、マツダのロードスターです。残念ながら、あまり売れなかったようです。
現在は製造していないようで、中古車にも流通しているものが見当たりません。
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中古車はあるの?
まだ中古車が流通していますが、かなり高額または応談となっています。
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ちょっと高額のミニカーですが、細かい部分まで作り込まれています。
自分で作ってみたい方にはプラモデルがお勧めです。
こちらも市場での流通量は減ってきており、手に入れるならば早い方かいいかもしれません。
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大人にも子供にも夢を与えてくれたクルマが、コスモスポーツだと思います。昭和を代表する名車の1台として間違いないでしょう。
最近のクルマは、コスモスポーツのように、見ただけでわくわくするようなモデルが少なくなりました。
マツダなら、将来、同じようにわくわくできるクルマを出してくれるのではないだろうかと期待しています。
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