小さいころ、町中をトコトコと走っていた3輪型の自動車。魚屋さんや、豆腐屋さんなど、小さなお店の店先にチョコンと駐車していました。
大きすぎず、小さすぎず、丁度いい大きさのトランスポーターだったのです。
その車の名前は、ダイハツミゼット。
昭和の流通を支えてきたともいえる、この名車について見ていきます。
ダイハツミゼットについて
ダイハツミゼットとは?
初代DK型
□販売期間 1957年-1959年
□ボディータイプ 2ドア キャブオーバートラック
□エンジン 250cc 空冷2サイクル単気筒
□トランスミッション 3速MT
□駆動方式 FR
□全長 2540mm
□全幅 1200mm
□全高 1500mm
□積載重量 300kg
□車両重量 305kg
□最高速度 65km/h
□乗車定員 1名
2代目 MP型
□販売期間 1957年-1962年
□ボディータイプ 2ドア キャブオーバートラック
□エンジン 305cc 空冷2サイクル単気筒
□トランスミッション 3速MT
□駆動方式 FR
□全長 2970mm
□全幅 1295mm
□全高 1455mm
□積載重量 300kg
□乗車定員 2名
1962年に、さらに荷台サイズを10cm延長し、最大積載量を350kgとして、
燃料は混合燃料から分離給油(オイルを別タンク化)方式に改良されたMP5型が発表されています。
MP5型 (バンタイプ)
1972年に、ミゼットは生産中止されて、4輪のハイゼットに移行されました。
ミゼットの販売促進では、テレビCMを始めて有効活用したそうです。
そのCMを見てみましょう。
ダイハツミゼットCM^パネルバン編
ダイハツミゼットCM^魚屋編
個人所有のミゼットを使って、PVを作成された方も見えます。
ミゼット動画PV風
製造終了までに、累計33万6534台が生産されました。その半分は東南アジアに輸出されていたそうです。
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映画でも活躍!
ミゼットが出演した映画をごぞんじでしょうか?
昭和33年の東京の下町を舞台にした、ALWAYS三丁目の夕日です。
映画の中では、実際に動く実車が使われています。
映画の中では、写真のような、とても味のある実車が使われていました。
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筆者も昔は前者で見たこともありましたが、最近はウイルスなどの危険を感じて後者で見るようにしています。方法はご自身で選択してくださいね。
カスタムも!
人気の名車だけに、日本でもカスタムメイドのミゼットが作られていないかと探してみたのですが、残念ながら情報を見つけられませんでした。
しかし、世界的にみると、有名なミゼットのカスタム車があります。
製造された台数の半分は輸出されたと先に書きましたが、その最大の輸出国はタイなんです。タイと言えば、有名なタクシーがありますよね?
そうです! トゥクトゥクです。
フロントマスクを良くご覧ください、DK型がベースになっているのが良くわかります。
現在の車両は、どこまで改造されているのかわかりませんが、ミゼットを改造して製作されたカスタム車に間違いありません。
MP5型も、タクシーとして走っています。これもカスタムカーですね。
日本にも現在、トゥクトゥクを輸入して改造し販売している店があります。
最近の車両はエンジンは軽自動車のものを使うため排気量が660ccになっています。
ミゼットベースのトゥクトゥクに乗れるところがあります。
愛知県犬山市にある、野外民族博物館 リトルワールドです。
関東圏では、鬼怒川に、世界の建物のミニチュアやジオラマが見ることができる
「東急ワールドスクエア」というテーマパークがありますが、
愛知のリトルワールドは「博物館」を名乗っているだけに、園内の建物は殆ど実物です。
もちろんサイズも原寸大です。
1周2.5Kmの園内を、巡回バスの一つとして、
ミゼットをカスタムしたトゥクトゥクに乗車できます。
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中古販売価格は?
みなさんの家の軒下に1台いかがでしょうか?
綺麗にリストアされた中古車が販売されています。
ちょっと、手が出せないお値段です。
半世紀経過していますので、希少価値とリストアの手間暇を考えると、
これでも安いのかもしれません。
しかし、趣味で買うにはちょっと引いてしまうお値段ですね。
ミゼットⅡならたくさんあるんですけどね。
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ネットで探すなら、こちらもオススメです。
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実車買っても、置くところもないし・・・という方には、
置場所に困らないミゼットもありますね?
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この手で全部作りたい!って言う方には、プラモデルも出ています。
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ミゼットはもともと、バイクと同じ扱いだったのです。初代は丸いハンドルではなく、
バイクのようなバータイプのハンドルでした。
免許制度では、バイクの免許があれば運転できました。
購入に初めて分割払いを始めたのもミゼットだそうです。
大きな3輪や4輪トラックが買えなかった、小規模店舗経営者などにもユーザーを広げることに成功したのが販売台数を押し上げた要因の一つだと思います。
昭和の物流の末端を支えてきたのが、このダイハツミゼットなんですね。高度成長経済を支えたのも、このミゼットだと言っても過言ではないと思います。
この記事を書いていたら、ALWAYS 三丁目の夕日が見たくなってきました。これから映画鑑賞をして、昭和の時代の元気をもらおうかと思います。
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